ひと月違いで2頭の愛犬が、虹の橋を渡ってしまうという過酷な現実に
何を見てもウルウル泣いてしまう子供たちのためにも、
そして、泣く事もできずにいた私のためにも、
どうしても、新しい犬がほしい!と、プーママ、あちこち探しまわりました。
そして、昔、うちのサルーキを交配させていただいたブリーダーさんにお電話を
かけたのです。今、すぐ、渡せそうな子犬はいないか・・と。
二匹の癌治療で出費もかさんだ後でもあり、一頭いくらで譲っていただけるかも
聞かなくてはならない事でした。
ところが、うちの事情を話していると、
『じゃあ、治療費かかってたいへんだったでしょう?
ちょうど、今、うちに差し上げられる子が一匹いるのよ。
タマ(睾丸)が一個降りてこなくて、待っているうちに5ヶ月になってしまって
もう家の中では飼ってもらえないと諦めていたんだけど
あなたなら、家の中で飼ってくれるわよね。』
という、嬉しい申し出。プー家は、那須に走りました。
まだ飾り毛が延びていない、ツンつるテンのプルートは、でも
もう、18キロあって、
ツンつるテンなのに、なんだか、体中毛が長い。
『この子、毛、長くありません?』と聞く私に
ブリーダーさんのご主人いわく、
『今年の冬は雪が多くて寒かったから・・』(???)
いやあ、バリカンが必要なサルーキがいるなんて知らなかったよ。
那須から湘南の我が家まで約5時間、
初めて車に乗ったプルートは、シッコはするわ、吐くわ、吐くわ、吐くわ、
いっぺんで車が嫌いになりました。
家について、息子が『ビーボと同じにおいがする。』というのです。
そう、7年前に死んだ先住犬のサルーキと同じにおいがするのです。
飼い始めたら、わからなくなってしまいましたが、確かに、
ものすごく懐かしいにおいがしました。
プー様は、お留守番ができません。全くできません。
おいていかれたとなると、シッコしてウンコして、ついでに
そこらじゅうを破壊します。
35cm×50cmの籐のゴミ箱をみじん切りにしましたし、
玄関ドア(無垢の木でできている)の半分近い面積に斜め線の模様を彫り付けたし、
食堂テーブルには立派な歯形を何箇所も残したし、
食堂のいすは、よそ行きを着て近づくと、引っ掛けられる、バラのようないすに
してしまいました。
プー様は、薬を飲まないと車に乗れません。
10分とたたないうちに、げろげろします。
ついでに、ナイアガラの滝のように涎をたらします。
以前、1時間半でバスタオル1枚を絞れるまでぬらしました。
プー様は、呼ばれると、まず前足を伸ばしてひとあくび、
その後、反対側にもう一回あくび、それでも相手が呼んでいた時だけ
しようがなさそうに、面倒くさそうに、のそのそいらっしゃいます。
プー様は、舌が短い。鼻の上まで届きません。
クリームを鼻の上の毛の生え際くらいに乗せると、いつまでも
クリームがあります。水を飲むのも、ご飯を食べるのも、性格とこの舌のせいで
超のろいです。
なんだか、猫のような、この変なプー様とともに、我が家の第二期多頭飼い生活が
スタートしたとは、この頃気付いていなかったプー家でした。